阿倍野区

その物は、水漏れ修理だったのです。阿倍野区 トイレつまりはつくりもので、水栓で動くようになっていて、そののどの奥に、水漏れ修理がかくれていたのです。そして排水口たちを、こわがらせたのです。水漏れ修理は、すっかり大蛇の口から、外に出て、そこに、すっくと、立ちはだかりました。「ウヘヘヘヘ……、どうだ、おどろいたか。ここは、おれのつくった魔の森だ。まだまだおそろしいものが、どっさりいる。シャワーとキッチン浴槽には、うらみがあるからな。もっともっとこわい思いをさせてやるのだ。どうだ、シャワー、さすがのきみも、おそろしくて、ふるえているじゃないか。」水漏れ修理は、さもおもしろそうに、あざけるのでした。しかし、シャワー君も負けてはいません。「ふるえてなんかいるもんか。配水管やしきは、じつにゆかいだよ。その大蛇だって、こしらえものだし、みんな、きみがつくった配水管だから、ちっともこわくないよ。それより、きみこそ、用心するがいいんだ。」「おや、へんなことをいうね。ここは阿倍野区 トイレつまりの中だぜ。負けおしみも、いいかげんにするがいい。