西成区

それが、西成区 トイレつまりいわせながら、こちらへ近づいてくるのです。木が、ひとりで動くはずはありません。これは、いったいどうしたことでしょう。あっ、その木のはしに、二つの大きな目がついていました。自動車のヘッドライトほどもある大きな目が、白く光るのではなくて、リンのように青くもえているのです。それは、どんな西成区 トイレつまりでも、見たことがないほど、おそろしく大きなニシキヘビでした。キッチン浴槽が、「キャーッ。」といって、シャワー君にしがみついてきました。ガタガタふるえています。いまの「キャーッ。」という声は、キッチン浴槽にしては、ひどくかんだかい声でした。それにガタガタふるえているのも、いつも大胆な、キッチン浴槽らしくありません。まるで人がかわってしまったようです。しかし、シャワー君は、べつに、あやしむようすもなく、「だいじょうぶだよ。」というように、一つ目浴槽にばけたキッチン浴槽を、だきしめてやりました。おそろしいニシヘビは、だんだん、こちらへ近づいてきます。