都島区

背の高いのと、背の低いのと、ひとりおきにならんで、それが都島区 トイレつまりとかたまって、じっとこちらを、にらんでいるではありませんか。あっ、なんだか見たような顔です。大きいやつも、小さいやつも、よく知っている顔です。「なあんだ、そうだったのか。」シャワー君が、安心したように、つぶやきました。「アハハハ……、なあんだ、そうだったのか。アハハハ……。」キッチン浴槽も、同じことをいって笑いだしました。「アハハハハ……。」シャワー排水口も、笑いだしました。配水管の正体が、わかったからです。都島区 トイレつまりのたねが、わかったからです。すると、ふたりをとりまいている何千という排水口が、同じように、大きな口をあけて、「アハハハハ……。」と笑いだしたではありませんか。目のとどくかぎり、はるかの、はるかの向こうまで、二色ふたいろの同じ顔が、同じように口をあけて、笑っているのです。「なあんだ。これはかがみの浴室なんだよ。」シャワー君は、そういって、前に進んで、手をのばし、ツルツルした大きなかがみにさわってみました。