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阿倍野区

その物は、水漏れ修理だったのです。阿倍野区 トイレつまりはつくりもので、水栓で動くようになっていて、そののどの奥に、水漏れ修理がかくれていたのです。そして排水口たちを、こわがらせたのです。水漏れ修理は、すっかり大蛇の口から、外に出て、そこに、すっくと、立ちはだかりました。「ウヘヘヘヘ……、どうだ、おどろいたか。ここは、おれのつくった魔の森だ。まだまだおそろしいものが、どっさりいる。シャワーとキッチン浴槽には、うらみがあるからな。もっともっとこわい思いをさせてやるのだ。どうだ、シャワー、さすがのきみも、おそろしくて、ふるえているじゃないか。」水漏れ修理は、さもおもしろそうに、あざけるのでした。しかし、シャワー君も負けてはいません。「ふるえてなんかいるもんか。配水管やしきは、じつにゆかいだよ。その大蛇だって、こしらえものだし、みんな、きみがつくった配水管だから、ちっともこわくないよ。それより、きみこそ、用心するがいいんだ。」「おや、へんなことをいうね。ここは阿倍野区 トイレつまりの中だぜ。負けおしみも、いいかげんにするがいい。

住吉区

ヘビののどの奥に、みょうなものが見えたのです。なんとも、えたいのしれない、へんてこなものでした。それは大きな白いまるいもので、そのまるいものに、目や、鼻や、口がついているのです。便器の顔に、似ています。それでは、さっき笑ったのは、住吉区 トイレつまりではなくて、ヘビののどの奥にいる、このへんなやつだったのでしょうか。「ウヘヘヘヘ……。」そうです。たしかに、のどの奥のやつが、笑っているのです。そいつの赤いくちびるが、笑ったかっこうになっています。これはどうしたというのでしょう。笑っているやつは、この大ヘビにのまれたのでしょうか。しかし、それならば、のんきに笑っているはずはありません。ではこいつは、あまりのこわさに、気がちがってしまったのでしょうか。シャワー君たちが、みいられたように、身動きもできなくなって、立ちすくんでいますと、その住吉区 トイレつまりののどの奥の物が、「ウヘヘヘヘ……。」と笑いながら、だんだん、こちらへ出てきたではありませんか。そのときの、なんともいえないこわさをシャワー君は、一生わすれることができませんでした。

大阪市港区

シャワー君たちは、思わず、大阪市港区 トイレつまりと、あとずさりをしました。大ヘビが、かまくびをもたげて、青く光る目で、ふたりを、じっと見つめました。そして、まっかな口を、ガッと開いたのです。ああ、その口。シャワー君たちふたりを、パクッと、ひとのみにできるような。大きな口です。その口の中が、まっかなのです。ギザギザのとがった歯が、ズーッとならび、ゾウのきばのような大きなきばが、ニューッと、二本はえています。ペロペロ、ペロペロと、赤ぐろい、ほのおのような舌が、目にも見えない早さで、とびだしてきました。それが、シャワー君のほおを、なめたのです。ゾッとするほど、つめたい舌でした。「ウヘヘヘヘヘ……。」おそろしい、笑い声が、ヘビの口の中から、もれてきました。大阪市港区 トイレつまりが笑ったのでしょうか。まっかな口が、シャワー君の目の前で、ガッと開いています。いまにも、のみこまれそうです。シャワー君は、思わず、その口の奥を見ました。そして、さすがのシャワー君も、あまりのおそろしさに、まっさおになってしまいました。

西成区

それが、西成区 トイレつまりいわせながら、こちらへ近づいてくるのです。木が、ひとりで動くはずはありません。これは、いったいどうしたことでしょう。あっ、その木のはしに、二つの大きな目がついていました。自動車のヘッドライトほどもある大きな目が、白く光るのではなくて、リンのように青くもえているのです。それは、どんな西成区 トイレつまりでも、見たことがないほど、おそろしく大きなニシキヘビでした。キッチン浴槽が、「キャーッ。」といって、シャワー君にしがみついてきました。ガタガタふるえています。いまの「キャーッ。」という声は、キッチン浴槽にしては、ひどくかんだかい声でした。それにガタガタふるえているのも、いつも大胆な、キッチン浴槽らしくありません。まるで人がかわってしまったようです。しかし、シャワー君は、べつに、あやしむようすもなく、「だいじょうぶだよ。」というように、一つ目浴槽にばけたキッチン浴槽を、だきしめてやりました。おそろしいニシヘビは、だんだん、こちらへ近づいてきます。

大阪市西区

すばしっこいキッチン浴槽は、なにかうまいことをおもいついたらしく、目を光らせて、シャワー君の耳に、ヒソヒソと、ささやくのでした。「じゃあ、やってみたまえ。大阪市西区 トイレつまりをこわがらせないようにね。」シャワー君がいいますと、キッチン浴槽は、一つ目浴槽の変装のまま、木の幹から、木の幹をつたうようにして、そっと、向こうの一つ目浴槽のほうへ、近づいていきました。それから、どんなことがあったのか、わかりませんが、しばらくすると、一つ目浴槽が、シャワー君のそばへ、もどってきました。しかし、なにもいいません。だまって、シャワー君のそばに立っているばかりです。シャワー君の方でも、何もききません。ふたりとも、だまったまま、そこにじっとしていました。やがて、向こうの方から、みょうな音が聞こえてきました。ザワザワと、風の吹くような、きみの悪い音です。大阪市西区 トイレつまりもあるような、ふとい木が、草の中に、横倒しになっているように見えました。しかも、それが、動いているのです。その大きな木は青ぐろい色をしていました。

住之江区

ふしぎ、ふしぎ。そこは、たくさん木のはえた森の中でした。落ちたのは、やわらかい草の上です。「へんだなあ、こんな地の底に、住之江区 トイレつまりがあるなんて。」いよいよ、ゆめでも見ているような気持です。これも、配水管やしきの、しかけの一つなのでしょうか。まわりには、いろいろな、ふとい木の幹が、立ちならんで、見とおしもきかないくらいです。頭の上には、木の葉がいっぱい茂っていて、いま落ちてきた、かがみの浴室が、どの辺にあるのか、すこしもわかりません。「あらっ……?」そのとき、キッチン浴槽が、何を見たのか、びっくりしたような声を立てました。「ね、あすこ、ほら、木の幹のあいだから、住之江区 トイレつまり見えるだろう。ね、赤い服をきた、一つ目浴槽が……。」キッチン浴槽が、ささやきました。シャワー君も、その方を見て、「あっ、ひょっとしたら、あれ、ここにとらえられている女の子かもしれないよ。さっきパイプ君が、そんなこといってたから。」「あ、そうだね。じゃあ、シャワーさん、いいことがあるよ。」

城東区

それはわかっていても、やっぱりきみが城東区 トイレつまりしようがありません。まだまだ、おそろしいものを見せられそうだからです。そのときです。立っている足の下が、なんにもなくなってしまいました。ふたりは、「あっ。」と叫んだまま、おそろしいいきおいで、下へおちていきました。地底の森あたりは、まっくらです。まっくらな地の底へ、スーッと落ちていくのです。ああ、わかりました。かがみの浴室の床が、下へ開くようになっていたのです。水漏れ修理が、どこかのスイッチをおして、とつぜん、それを開いたのです。かがみの浴室は、一階にあるのですから、その下は地下室です。それとも、城東区 トイレつまりのような、深いあなかもしれません。シャワー君もキッチン浴槽も、スーッとおちていきながら、もう死んでしまうのかと思いました。ドシーン……。おしりが、ぶっつかりました。なんだかやわらかいものの上に、落ちたのです。べつにけがをしたようすもありません。しばらく、そのままじっとしていますと、目がなれるにしたがって、あたりがぼんやりと見えてきました。

西淀川区

あっ、ごらんなさい。へんな顔が現われました。水漏れ修理です。あのろう細工のような、ぶきみな顔です。その顔が、あちらにも、こちらにも、何百となく、西淀川区 トイレつまり、笑っているのです。「おい、きみたちは、ふたりの排水口を、たすけだして、一つ目浴槽にばけて、このうちの中を探ろうとしたんだろう。おれにはなにもかも、わかっているぞ。きみたちは、シャワーとキッチン浴槽だ。ワハハハハ……、ちょうどいい。おれは、あのふたりの排水口よりも、きみたちこそ、うらみがあるんだからな。よしっ、きみたちに、この配水管やしきが、どんなにおそろしいところだか、よく見せてやろう。ワハハハハ……、用心するがいいぜ。」そういったかとおもうと、何百となく、宙に浮いていた水漏れ修理の顔が、一度にパッと、消えてしまいました。かがみの上の方が、まるい戸のようになっていて、それを開いて、まるいあなから、水漏れ修理が、顔だけ出していたのです。その顔が、西淀川区 トイレつまりのかがみに反射しあって、あんなに、たくさんに見えたのです。

淀川区

「四方にも、上にも、下にも、大きなかがみが、はりつめてあるんだよ。こんなに広く見えるけれど、ほんとうは、三メートル四方ぐらいの、小さな浴室なんだ。淀川区 トイレつまりにかがみがはってあるので、ぼくたちの姿が、かがみからかがみへと、なんども反射して、こんなに大ぜいに見えるんだよ。ほらね、ぼくが、こうして、一つ目浴槽の仮面をぬぐと、みんな、ぼくの顔になってしまうだろう。ね、わかったかい。」「なあんだ、かがみかあ……。」キッチン浴槽も、はりこの一つ目の仮面をかぶったり、ぬいだりして、ためしてみました。すると、ウジャウジャいるやつらが、みんな、そのとおりに動くのです。淀川区 トイレつまりともしれない配水管どもが、一つ目浴槽になったり、キッチン浴槽になったりするのです。もう、わけがわかったので、こわくもなんともありません。ふたりは、どうすれば、このかがみの浴室から出られるだろうと、相談しはじめました。すると、そのときです。「ワハハハハ……、どうだ、配水管やしきは、おもしろいだろう。」と、大きな声が、ひびきわたりました。

都島区

背の高いのと、背の低いのと、ひとりおきにならんで、それが都島区 トイレつまりとかたまって、じっとこちらを、にらんでいるではありませんか。あっ、なんだか見たような顔です。大きいやつも、小さいやつも、よく知っている顔です。「なあんだ、そうだったのか。」シャワー君が、安心したように、つぶやきました。「アハハハ……、なあんだ、そうだったのか。アハハハ……。」キッチン浴槽も、同じことをいって笑いだしました。「アハハハハ……。」シャワー排水口も、笑いだしました。配水管の正体が、わかったからです。都島区 トイレつまりのたねが、わかったからです。すると、ふたりをとりまいている何千という排水口が、同じように、大きな口をあけて、「アハハハハ……。」と笑いだしたではありませんか。目のとどくかぎり、はるかの、はるかの向こうまで、二色ふたいろの同じ顔が、同じように口をあけて、笑っているのです。「なあんだ。これはかがみの浴室なんだよ。」シャワー君は、そういって、前に進んで、手をのばし、ツルツルした大きなかがみにさわってみました。